2020年4月1日水曜日

リモートワークに対応できない住宅

新型コロナウィルスの影響が日に日に拡大し、日本はもちろん、世界でリモートワークで働くしかない状況になりつつあります。

前回のプログでは、そのようになった場合には住宅も対応する必要が出てくるだろう、という話を書きましたが、今夜の報道番組で一般的なマンションに住む人が困っている様子を特集していました。

見ていて思ったのは、まだ小さい子どもがいる世帯で、マンションに住みながらのリモートワークは、かなり難しそうだという事です。赤ちゃんの泣き声、子ども達の騒ぐ声の響く家の中では、仕事にも集中出来ないし、Web会議もしにくい、という問題があります。リビングの片隅はもちろん、寝室に逃げ込んで仕事をしようとしても、子ども達は無邪気に追いかけて来ます。番組で取り上げられていた方は結局、カラオケボックスで仕事をする羽目になっていて、ちょっと笑ってしまいました。

我が家は一戸建て住宅ですが、子どもの勉強スペースや妻の家事室(パソコン部屋)、私の書斎など、集中したり、勉強や仕事の書類や書籍を家の中の他の物に混じらないようにするため、小さな個室が用意されています。テスト、受験勉強をするにも、仕事をするにも「こもれる部屋」は重宝します。

マンションにも最近は書斎付きや、勉強スペース付きといった間取りが多少はありますが、まだまだ少数派です。今後のマンション商品開発の大きなテーマになって行く事と思われます。