2017年6月6日火曜日

これからの時代を読む#1

今回のテーマは
「未来の時代を読む」という事です。
未来を予測する事ができれば色々なメリットがあると思います。
ビジネスをするにしても人生設計をするにしても見通しがあるのと無いのとでは自ずと結果には差が現れます。
日本の会社で例えてみると

時代の変化を見越し先手を打つ会社
孫社長率いるソフトバンク、
    ポケモンGOをリリースした任天堂
    などの会社)

変化を察知し柔軟に対応する会社
(ソニーパナソニックなどの会社)

変化に無頓着だったり適応ができず、
今までのやり方に固執する会社
(シャープのような会社)

これらの会社の業績や成長の違いを生んだ理由の一つは未来の時代を読む力と時代に適応する能力、判断力の差であると言って良いと思います。

会社ではなく個人でも同じような事が言えると思います。
先を見据え人生設計を行い計画的に暮らす人と、その日暮らしで目の前の事に追われ問題解決に終始する人との間にはやがて大きな差が現れるはずです。

しかし、未来の時代を読むなんて事は誰もができるものではありません。
シャープの優秀な経営陣の方々ですら読み誤った訳ですから簡単なはずがありません。

ですから未来に何が起こるかを予見する事は、一見不可能だという印象を持つものですが、そうでもないとも思います。
未来は予測可能な部分と不可能な部分の2つがあり、自分の未来を、全て運命に委ね成り行きに任せるのは勿体無い事だと思います。

未来を読むための第一歩として、最も身近な、自分や自分の家族の未来を予想してみましょう。

家族それぞれが毎年何歳になり、誰がいつ学校に入学卒業するか、自分が定年を迎える年齢になるまであとどれだけ時間があるか、などの時間や年齢に関する事はかなりの事がデジタルに決まっており、未来のために今から計画し準備すべき事が見えてきます。
また子供がいつ結婚するかはわからないが25歳〜35歳くらいに結婚する可能性が高い、というようにある程度絞り込める事もあります。
予想不可能な事を考えても仕方がないので決まっている事、ある程度予測できる事にフォーカスし対応する事が大事だと思います。

世の中の動向、時代の変化を予測する事は、この自分に身近な未来を予測する思考の延長線上にあります。

例えば毎年の出生率や未来の人口増加率・構成予想などのデータからは、将来の日本国内における需要の減少が予測でき、また需要内容がどのようなものに変化していくかが想像がつきます。また、最近話題のIot、AI、VAなどの技術、クラウドサーバーなどを考えるとこれからの社会で起こりうる働き方の変化や、ロボットやコンピューターに任せるべき事、人間にしかできない事は何か、といった事を想像するのは難しい事ではない気がします。

僕の専門である建築の世界では今、BIM(Building Information Modeling)という新しい技術がこれから爆発的に普及していく兆しを見せています。詳しい事はここでは割愛しますが、
この変化は例えるなら携帯電話がガラケーからスマホに変化した時のように、非常にドラスティックな技術革新によって今までとは比較にならない新しい価値を生み出すツールが一気に世界中に広がりつつある事を意味します。
しかし同じ業界の建築の専門家であっても、この変化の大きさとスピード感に全く気が付かず、自分がその変化の渦中にいる事を認識できていない人々が多数存在します。

この認識の違いは最先端の情報を日頃からキャッチしているかいないかによってもたらされます。変化を認識している人にとっては未来がどのように変わっていくか想像しその変化に適応するにはどのような行動を取る必要があるか理解する事は難しい事ではありません。





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